翻訳と辞書
Words near each other
・ 中名田村
・ 中名駅
・ 中吾妻山
・ 中呂線
・ 中味
・ 中味汁
・ 中和
・ 中和 (化学)
・ 中和 (唐)
・ 中和 (奈良県)
中和 (言語学)
・ 中和作用(薬物・毒物の)、反(対)作用、拮抗作用
・ 中和価
・ 中和剤
・ 中和区
・ 中和反応
・ 中和小学校
・ 中和市
・ 中和幇
・ 中和幹線


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

中和 (言語学) : ミニ英和和英辞書
中和 (言語学)[ちゅうわ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
中和 : [ちゅうわ]
  1. (adj-na,n,vs) neutralize 2. neutralise 3. counteract 
: [わ]
 【名詞】 1. (1) sum 2. (2) harmony 3. peace 
: [げん]
 【名詞】 1. word 2. remark 3. statement 
言語学 : [げんごがく]
 (n) linguistics
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 
語学 : [ごがく]
 【名詞】 1. language study 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 

中和 (言語学) : ウィキペディア日本語版
中和 (言語学)[ちゅうわ]

中和(ちゅうわ、''neutralization'')とは、二つ以上の対立項が一定の環境で対立をなさなくなるという現象を指す言語学の用語である。
例えば音韻論における例として、朝鮮語音節阻害音の中和が挙げられる。
朝鮮語阻害音音節初頭の位置において有気無気(t と th)、声門化対非声門化(tt と t)で対立し、さらに歯茎音では摩擦音(s, ss)、破擦音(c, cc, ch)、破裂音(t, tt, th)が対立する。しかしこれらの対立は音節末の位置では失われ、無開放のとして実現する。
このような音韻論の中和において現れる音の扱いには二つの方法が考えられている。一つは新たに原音素 (archiphoneme) という音素を設定する方法である。もう一つは対立項の中から無標のものを選ぶ方法である。前者については音素の数を増やすという問題があり、特に音素を構成する弁別素性を考えると、中和においては一つ以上の弁別素性が現れていないと考えられるため、後者が望ましいとされている。
なお、中和は形態論統語論でも見られる現象であるが、音韻論でもっともよく取り上げられる。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「中和 (言語学)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.